純朴な青少年の“忖度”“お世辞”“弁チャラ”が激しく炸裂しています。
 本当のことを書けば検閲でハネられるだけでは済まず、最低4時間は正座させられたでしょうから、 誰も執筆者を責めることなど出来ないのです。
 不愉快を通り越して、ただひたすら鼻で笑うしかありません。

 それにしても作画担当者は、素晴らしい。
“マンガの豊高” 既に、ここにあり。

向日葵/ 玄関口
FIRST YEAR

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 例えば、飲食店で制服姿を発見しても即座に店内に突入しないのは、店側への配慮ではまるでなく、 保身と体面と“てめえが恥ずかしい”からだけなのは言うまでもない。
 最寄の本屋等へ目的外侵入し、張り込みによる内偵監視を続け、対象が店外へ出たところで背後から忍び寄り、いきなり確保する。
 そして、人目のつかない物陰に連れ込み「ほら、持ってんだろ。出せよ」と学生手帳を強奪するのは、カツアゲと同じである。
 又、その場で直接指導に至らないのは、これまた体面と保身に加えて、 公衆の場いわゆるアウェイにおける不利な展開を回避するための策略でもある。
 “返して欲しければ、とっとと来るんだな”と、営利誘拐同様の脅迫を匂わせて、とりあえずその場は解放される。
 後日、職員室という名の軟禁部屋へ出頭することになるのだが、日程時間等の擦り合わせが行われることはまずなく、 「俺が空いている時をそっちで見つけて随時願い出ろ」と、権力による横暴の限りを尽くした挙句、 最終的には、獲物を自らのテリトリーに引き摺り込み、手も足も出ない若人を心ゆくまで嬲りものにするのは、 まさに野生の獣の行動様式であり、至極日常的な彼らの常套手段である。

SECOND YEAR

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 全員がそ〜だったとは断じて言わないが、大学を出て夢と希望と崇高なる志を持っていたはずなのに、ここに流れ着き 環境に毒され無自覚に洗脳され次第に暗黒面へと堕ちて行った哀れな聖職者が、確実に何人かいる。
 所詮人間なんて、実に弱い生き者である。
LAST YEAR

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向日葵/ 玄関口